これはもともと水晶彫りの技法として使われていたものを、ボヘミアで17世紀頃よりガラス器に応用されるようになった彫刻技法。銅円盤を回転させて、ガラスの表面を凹刻し、人物肖像や風景、草花などの文様を彫刻する。アールヌーヴォーのガラスには、この技法か、逆に草花文様などの薄肉レリーフを掘り出すために応用されている。 非常に細かい点に至まで表現できるので、格調の高い作品を作り上げることが出来る。 ただし、制作に要する時間も相当長くかかるので、制作コストは他の技法と比べると数倍から数十倍も高くなる。 また、エッチング技法と混同される場合が多い。