2019年2月07日

レイスという時計工具

 
19世紀末のレイス(旋盤機)という時計工具。 英国で中流層向けの懐中時計を作っていた初代。 英国から単身スイスに渡りクロノグラフムーブメント専門のマニファクチュアラーとして成功を納めた2代目。 その元で時計技術を学び渡米して世界中から依頼を受ける修復専門の独立時計師として米国時計産業史の中で多くの役割を果たした弊社オーナーの師匠。 そして現在はA&Oに引き継がれ、4カ国4世代に渡って使用されています。 当時の工具で修理すると、「この時計はどのようにして作られたか」というのが直感で伝わってくることがあります。それが修理方法の道標にもなります。現行品の高性能なレイス機と「両刀」で使用しています。

 

 
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