REMEMBER Company, O.V.R.M. Co.
リメンバー社 1871~1901年

 

リメンバー社は、ヴィエンナクロックで最初に振り子機構を搭載したメーカーです。 1862年、ゲブリュダー・レシュ(Gebruder Resch)がオーストリア圏ウィーンで創業した後、1872年オーストリア北部のエーベンゼーに移転しました。 1901年まで同族経営が続き、3代目がユンハンス社の娘と結婚してユンハンスの子会社となりましたが、製造拠点は変わらずエーベンゼーとし引き続き製造を続けました。 第一次世界大戦中(1914~1918年)は、エーベンゼー工場での操業が困難になり製造をストップした空白の時代があります。 1921~1922年に工場を含めたすべての資産がユンハンスに売却されてリメンバー社の歴史は終止符を打ちました。 創業からユンハンスに売却される60年の歴史の中で、約22万台の時計を製造した記録が残されています。

リメンバーの特徴

ウィーン時代(1862~1871年)を初期。 エーベンゼー時代(1871~1901年)が後期とされています。 初期はヴィエンナクロックが主体で、クォリティーが大変素晴らしく捜しているコレクターさんが多いです。 初期のシリアル表記は39633~47340ということで、4万台くらいまでが秀品の目安になっています。
ユンハンスに子会社化された1901年以降は、レギュレータークロックの製造が主で全体形が次第に小型化され、ユンハンスの機構が採用されているので精度が安定していますので日本人コレクターさんには根強い人気があります。 1901~1910年までのレギュレータークロックは価格もお求めやすく出物が多いのでお薦めです。








取材協力