古江小路 St.Furueshoji

江戸時代の土塀を残す石畳の小路

 
古江小路の左右両壁は、土塀で覆われた城下町長府の中でも江戸時代の風情を多く残す石畳の道です。
防壁目的として築かれた土塀のため、土台石を高く取り綺麗な仕上げの漆喰は塗られていない珍しい仕様になっています。そのため、町筋は必ずしも碁盤の目ではなく、T字形になった部分も多く、わざと迷路のように作られた所もあるのです。
土塀裏の民家は等しくモミジが植樹されていて、春に新緑、秋に紅葉を通行者に楽しませてくれます
下関を和装で歩いて違和感がないエリアということで、着物をレンタルするお店、着物の仕立て直し店、リーズナブルな中古着物店など、和装にまつわるお店が城下町内各所にあります。 週末や涼しい季節には着物姿の地元人やレンタル着物の観光客を見かけることが出来ます。

 
ライター / 長府太郎
写真提供 / 稗田学