長府毛利邸 Court_Chofu-Mouritei

毛利のお殿様の旧邸宅 城下町の借景と庭園、武家屋敷作りの母屋

 
長府毛利邸は、長府毛利藩の毛利元敏というお殿様が建てた邸宅で明治36年(1903年)に完成しました。明治35年には、明治天皇がご宿泊され、一部の部屋は当時のまま残されています。武家屋敷造りの重厚な母屋と白壁に囲まれた日本庭園の妙は新緑や紅葉の季節に一段と映え、しっとりとした風情を感じさせてくれます。静かな佇まいの母屋、四季折々の表情を魅せる純和風の庭園、母屋に生ける季節の山野草など。城下町長府の風情をそのまま象徴していて、なんとも居心地の良い空間を演出している歴史建造物です。2月は毎年恒例の城下町長府ひなまつりに合わせて、さげもん、つるしびな、柳川伝承のまり等の作品展示で賑わっています。11月の紅葉時期には、灯りの祭典で蝋燭の点灯も大変見応えのある祭りの一つとなっています。
 

長府毛利邸
〒752-0970 山口県下関市長府惣社町4-10
電話番号:083-245-8090
開場 9:00~17:00
入場料 大人200円 小人100円
 
ライター / 長府太郎
写真提供 / 稗田学