ダイアル
dial
時計の文字盤のこと。
フェイスと呼ばれる場合もある。 時刻を表示する目盛や数字、マークが記されている部分で、その素材やデザインの種類は様々。
WPHH
World Presentation of Haute Horlogerie
1998年からフランク・ミュラーウォッチランド社が独自に主催する(2008年は全10ブランド)の国際時計見本市。
正式名称は「World Presentation of Haute Horlogerie 」で、スイス ジュネーブ市郊外にある高級住宅街、レマン湖のほとりで年1回開催される。
チタニウム
TI
銀白で金属光沢を持つ金属。鋼鉄と同等の強度を持ち、軽く、耐摩耗性、耐久性、耐蝕性や耐熱性に優れ、金属アレルギーを起こしにくい素材といわれている。
長針
minute hand
1つの時計で2つの時間を表示することができる機能のこと。
時刻の分を指し示す針のこと。主に時針よりも長くデザインされており、分針とも呼ばれる。
テレメーター
telemeter
花火や雷など、音と光の速度の差を利用し、音の発生場所までの距離を算出することができる機能のこと。
主にクロノグラフが搭載された時計に見られる機能で、閃光を確認した時にプッシュボタンを押しクロノグラフを作動させ、次に音が聞こえた時に停止させると、クロノグラフ針が観測者と目的地の距離を示す。
電波受信機能
10万年に1秒の誤差とされている「原子時計」。
このセシウム原子時計をもとに送信される標準電波を、電波時計に内蔵されている受信回路により受信した標準電波(タイムコード)を、自動的に時刻やカレンダーを自動修正する機能。 電波受信機能を搭載する時計は、常時標準電波を受信している訳でなく、一定時間毎に標準電波を受信して自動的に時刻やカレンダーを自動修正している。
等時性
autochronism
振動する振子の振幅の大小関係なく、1往復に要する時間は同じであるということ。
1581年にガリレオ・ガリレイがこの法則を発見した。「振り子の等時性」という。時計はこの法則を利用している。
重力によって生じる、機械式時計の誤差を補正・調整する複雑機構のこと。
「時計の進歩を200年早めた男」アブラアン・ルイ・ブレゲが1795年に発明したこの機構は、フランス語で「渦巻き」という意味。 調速機と脱進機がキャリッジカーゴ枠に収められている。 そのキャリッジカーゴが一定周期、一定方向に回転することで、重力の影響を補正する仕組みになっている。
部品の点数が増える、各部品を極めて軽くかつ高精度に作らなければならない、微妙な調整が必要で組み立てに高度な技術を要求される、1本製作するのに長い時間がかかるなどの理由で、トゥールビヨンは非常に高額であった。そのため長らく、パーペチュアル・カレンダー等と並ぶ最高級機械式時計の代名詞のひとつとなっていた。
しかしながら2000年以降、生産技術の発展等により量産され10万円未満で入手可能になるなどコストダウンの方向に進んだトゥールビヨンも現れ、他方、高級モデルの中にはキャリッジを立体的に回転させるものも現れるなど、多様化が進んでいる。
独立時計師
independent watch maker
時計メーカー・企業に属せず、自分でアトリエを構え独自に時計を製作する時計職人のこと。
時計師によりチームを組んで時計を製作したり、部品ひとつひとつ全て自作する職人まで時計師により様々。
独立時計師の団体、通称アカデミー(正式にはHorological Academy of Independent Creators(AHCI))が1985年にスイスのジュネーブに設立された。
独立時計師協会
academie horlogere des creature independaint
1984年にジュネーブ、特定のメーカーに所属していない、独立系時計師たちにより設立された非営利団体のこと。
スイスの伝統的な時計技術を継承していくなかで、バーゼルワールドでの新作発表や、若手の時計師を育成していくことなどを行なっている。 通称、アカデミーとも呼ばれている。