マリンクロノメーターと下関港

マリンクロノメーターと下関港

日々のこと

⌚🛠️マリンクロノメーターの分解掃除。

マリンクロノメーターは船舶時計のことで、船が揺れても常に姿勢を水平に保てるジャイロ構造になっています。

今からは想像も出来ないけど、1960年頃まで関門海峡は世界的な国際航路として栄えていたそう。

古いゼンマイ式のマリンクロノメーターを搭載していた外国船が下関に寄港すると、当時 精工舎(現 SEIKO)が開発販売してた高精度の電池時計(トランジスタ式)に載せ替えていました。

なんと、用済みの古い時計は港の海に投げ捨てられていたそうです。外国船の船乗りは荒っぽい人が多かったのかな💦

今となっては色んな意味で信じられない話ですが、当時の日本の船舶関係者が勿体ないからと譲り受けたものが少なからず今に残った一つです。しかもゼニスなのでとても精度が高いです。