『もともとネット販売がメインだって言ってたし（実店舗経営に）もう飽きたんじゃない？』ずっと休んでたら、そんなこと言われてたみたい…
ネット主体で食べていこうっていう方針はオープン当初から変わらないんだけど、なんで実店舗作ったのかは僕が『接客』が好きだからです。
相手の表情や声色から心理を読み取り、その時その瞬間の感情や表現方法で会話の中にストーリーを醸しながら商品説明する。
僕の中では何気ない会話を紡いでる感じかも？ 昭和バブル的な押し売りはしたことがないというか、性格的にそういうの向いてないっていうのも自覚してます。
オンラインストア商品詳細にもそういうのが顕れてると思う。あえて商品説明を少なめにして、足りないと感じた部分は電話で問い合わせしてもらえるような構成にしている。 そして休暇や出張を利用して全国からわざわざ来店してくれるお客さんたちがとても嬉しかった。いわば、ネットは来店してもらうきっかけを提供するに止めておいていた。ポジティブなゆるさであり、ネガティブな僕の心の甘さでもあり…
しかし、コロナ禍でそれが仇になった。県をまたいでの移動が制限されてしまったからだ。 悩み抜いた末、ネットで完全完結型の動画コマースを構築する方針転換と途上で今に至っています。
さて、以降実店舗の必要性についてですが、正直悩みました。ネットだけでも食べていけるだろうけど、それだけでは自分の人生に飽きちゃうだろうなって。
そもそも実店舗を、この城下町外れに作ろうと思ったのも住む環境を優先したからでした。 地震・津波・台風など天災の心配が少なくて適度に自然の環境があって魚が美味しくてインターネット光回線さえ繋がっていれば正直何処でも良かった。 ”凝り性で飽き性”の僕がこの仕事をずっと続けられる環境が此所、地元の下関市の城下町長府でした。
「再会はいつ？」と何度も電話で問い合わせいただいて、「3月末までには…」って約束したのに再延期では済まされないなって焦りましたけど、なんとか漕ぎ着けて昨日の改装オープン初日、久々に生でお客さんと会話出来た。嬉し涙がでそうになった。僕って人間なんだな～
ただいま、A&Oをご利用いただいた御礼にぼくが描きためてた挿絵で作った記念マグネット差し上げます。。