1950年代 チュードル・プリンス・オイスターデイトの修理

1950年代 チュードル・プリンス・オイスターデイトの修理

日々のこと

今回の修理は入荷してきた1950年代のチュードル・プリンス・オイスターデイトです。

外見は大変綺麗な状態でしたが、竜頭のネジ山が腐食で痛んでいたため、同期のロレックス竜頭で移植交換しました。 同時に竜頭周辺の巻き芯、チューブも交換。

本体心臓部ですが、不良状態では自動巻き上げで10時間程度しか巻き上げられなかったため大がかりな部品交換となりました。 ムーブメントのオートマチックローター軸、自動巻き上げ機盤、リバーホイールを交換させていただきました。

交換に使用した後期キャリパーの部品が改良されてルビーが2石多くなり、ムーブメント全体で合計27石となります。復調しフル巻き上げ、ビートも順調です。