ネット販売を売れるようにしたい人、オンラインショップを始めたい人

ネット販売を売れるようにしたい人、オンラインショップを始めたい人

日々のこと

ネット販売を売れるようにしたい、オンラインショップを始めたいという相談をちょくちょく受けます。

自社ドメインでオンラインショップを開業した初年度の廃業率は30%、それ以降の廃業率は約50%と言われています。 その残りの50%のうちも、確実な利益を上げて成長している、いわゆる「成功した」といわれる状態にまでなれるのは約1%程度で、100人が始めて1人生き残れるかどうかのようです。 オンリーワンでナンバーワンにならないと生き残れない厳しい世界と言わざるえません。

「春日さんって尖ってますよね? だから生き残れてるんだろうな~」

みたいなざっくりとした評価をよくされますが、尖るってなんか孤高過ぎて違和感を感じてしまいます・・ 僕の場合、マーケットを絞ってやっていることが、第三者には尖っているように見えてしまうんでしょうね。 良い例が・・・

「よなよなエール」「水曜日のネコ」のクラフトビールで知られるヤッホーブルーイング。実はホテルリゾート運営で有名な星野グループの星野佳路氏の肝煎りで始まったブルワリーです。エールビール系の国内売上げにおいては、大手のアサヒ、キリン、サッポロを退けてダントツ1位。 「100人のうち1人に刺さればいい」という強気のコンセプトでマイクロブルワリーの人気に火が付く前の冬眠時代でも経営理念を曲げず、いまの評価を築き上げました。

そこで…

「100人に1人の人間」 ってどんな人だと思います?

気難しい人、天才肌、お洒落、高所得者、マニアック、アーティスト、同性愛者などなど。なんてマイノリティーなイメージをされました?

僕が思うに、「私は人があまり知らないものを知っていて、そういう物を求めているのに誰も私の好みを理解してくれない。」って孤独を感じてる人だと思うんですよね。

でもですよ? 単純に日本の総人口で計算すると、1億3000万人の100分の1で、130万人もいることになります。130万人が確実にリーピーターになってもらえるなら、これって巨大マーケットです。だから、100分の1の人って自分が少数派だってことを勝手に美化してる自意識が高い人たちです。

要するに、星野佳路氏は少ないようで少なくない100分の1の人たちを囲い込む戦略に優れている経営者で、マーケットを的確に絞り込み訴求点を上げていくのが巧い人なんです。

じゃあ、みんなそういう経営者になれば良いって思いません?

なれないだなぁ、これが。

尖っているようにみせて、実は安定したマーケットを握っている経営者って意外とタヌキさんです。

100分の1を維持する大変さよ。笑