KPMティーカップの撒金修復 Gilt 金彩直し

KPMティーカップの撒金修復 Gilt 金彩直し

日々のこと

撒金修復のBefore&After。 撒金は日本の呼び名で陶磁器の金彩のこと。英名では、ギルト=”Gilt”と言います。書いた名字のとおり、その作業工程の様子に由来していて結構手間が掛かる技法なんです。

1,器の金彩したい部分を研ぎ出しして滑らかにします。この工程を怠ると仕上がりに差が出ます。
2,研ぎ出した部分に定着材を塗る。最初の研ぎ出しは定着材の密着性を高めるためでもあります。
3,定着材が半乾きの状態から金粉を刷毛に付着させて柄を指で叩くようにパラパラと塗布部分に振り落とす。
4,数十分寝かせて金粉が馴染んだら、振り落とした部分を優しく叩いて定着性を高める。
5,数週間、涼しい日陰で寝かし定着材を完全に乾かす。
6,定着を強固にするためにコーティング。さらに数週間寝かせて乾燥させる。
7,はみ出し部分を研ぎ出しして完成。

#撒金 #撒金修復 #金継ぎ #銀継ぎ #プラチナ継ぎ #呼び継ぎ #ティーカップ修復 #磁器修復 #磁器修理 #陶器修理 #陶器修復 #金彩直し #金彩修復 #金彩修理
#アンティークウォッチ #パテックフィリップ修理 #watchgram #antiquewatch #rolex #ロレックス修理 #patekphilippe #vintagewatch #時計技師 #時計修理 #BHI認定 #英国立時計技師 #アンティークアンドオールディーズ #antiquesandoldies #aandoprinting