ビスクドール修理の依頼 関節ゴムひも交換

ビスクドール修理の依頼 関節ゴムひも交換

日々のこと

日本では珍しい人形修理サービス。コロナ禍以降、依頼が次第に増えてきて月30件くらい問い合わせあります。内容は、ひび割れ、関節ゴムひも交換、ウイッグ交換、服の新調、クリーニングなど。提携先の米仏の修復家も結構忙しいらしい。今回はゴム紐の交換のみですが、ビスクドールの間接は体内中通しが多く、人形専用の工具でないと交換が難しく、ご依頼が多い用件です。

修理して使う価値があるかないかを問われることがあります。 ”直すよりも買い替えた方が得だ” と言われながらも、新機能に翻弄され道具に使われてる人間の方がむしろ多い気がします。そんな排他的な価値観は環境破壊でそろそろ限界です。馴染んだ物を直して使って託していく普遍性に魅力を感じます。ここまで文明が進歩すると、既に作るより直すエネルギーがエコロジカルです。使い慣れた物を使いこなせる人間でいたいです。