フランチャイズ本部に求められるのは主に4つ

「独自性」 世の中に今までにない商品であるか。同業他社との棲み分けを明確化できているか。

「再現性」 ノウハウの無い加盟店が商品を再現させるための教育体制。また、品質を維持向上させていくための本部の研究開発部門にどれだけ投資しているのか

「社会的インフラとしての価値」 社会全体が抱える潜在的問題をソリューション(解決)するほどの商品力、将来性があるのか。

「本部のカリスマ性」 本部社長の人間性。本部役員が加盟店の声を吸い上げ改善しようとする能力

例えばケンタッキーフライドチキンの創業者カーネル・サンダースは情熱家で人情家でもあったそうです。会社を売ったあとも、ただのおじいちゃんとはならず加盟店の一日店長で世界中を行脚していたそうで、米国以外のサブフランチャイザー化された初の国が日本で、サンダース氏が店に呼び込みで立った日の売り上げが良かった加盟店オーナーたちの要望に応えて、サンダース氏の等身大人形を作ったというエピソードがあるくらい本部が加盟店の声を吸い上げるアンテナと行動力は大事です。※米国には店頭人形は存在しない。

直接的なフランチャイズ法が存在しない日本で、加盟店になるリスクは想像以上に高い。もしも加盟することに悩んでいるなら、本部にこう尋ねてみてください。

「本部で取得した特許と登記した商標を全て教えてください。更にそれらの知的財産が侵害されないよう、どのようにバリアしてるのか、危機管理体制があるのか。万が一それらが侵害された時にどう戦いぬくのか、シュミレーションが作成されてあるのか。」

「再現性」が高いということは、ジェネリック(後発)が「独自性」「社会的インフラとしての価値」を侵害(真似)して市場を過当競争化させて陳腐化させてしまう、要するに外的要因で消費者を飽きさせてしまうフランチャイズビジネス最大のデメリットが生じます。

以上の質問が加盟する価値に値するかの指針になるかもしれません。明確に答えられないなら加盟すべきではないと思います。

ブームになって急降下していった タピオカアイスティー、白いたい焼き、高級食パン、これらのフランチャイズビジネスは加盟展開させる前のスキーム化の段階で知的財産の防御対策を整えずに見切り発車したことでジェネリックと共に沈んでしまった、典型的な失敗例のフランチャイズビジネスといえます。

日本のフランチャイズ産業は、本部組織が生き残れる確立が10年で3割を切るというデーターもあるそうです。

さらにその傘下の加盟店で生き残れるのか? フランチャイズ加盟店もそんなに楽な商売はありません。厳しい業界です。