BIN KASHIWA(ビン・カシワ=柏崎 敏一)のパリ時代の作品

BIN KASHIWA(ビン・カシワ=柏崎 敏一)のパリ時代の作品

日々のこと

BIN KASHIWA(ビン・カシワ=柏崎 敏一)のパリ時代の作品。キャンバスに油絵でイタリアの画商が持っていた一枚。

後年の多色で空想世界の作品とは違って、イラストレーション(シルクスクリーン複製品を着地点にした原画)としての作風が未だ確立されていない頃の穏やかで落ち着きのある色彩が良い感じ。

サインに”73”とあるので、パリに渡って間もない頃のモンマルトルの丘で描いてた頃の作品になるのかな。

当時、パリで有名だったビン・カシワに近づき絵を預かって売り歩いていたのが、あのHIRO YAMAGATAことヒロ・ヤマガタなのだ。自分で描いた絵は殆ど売れず、食べるのに困ってビン・カシワのタッチで描いて、ビン・カシワのサインを入れて売って食い繋いでいたというエピソードがあるほど。←贋作なんて昔の作家はよくやっていた。だからヒロ・ヤマガタの絵は何処となく似ているのだ。