既にたくさんある「珈琲屋」じゃないとダメなん? もっと厳しく言うと「飲食店」じゃないといけんの? 世の中にはもっとたくさんのビジネスと未開拓分野があるのに。
断言します。これから日本の飲食店は半分以上が淘汰されていく世の中になる。コロナ禍はその流れを加速化させたに過ぎない。近い将来そうなる兆しが十分あった。
東京都内だけでも約150,000店の飲食店が存在して、ロンドン18,000店、NY27,000店、パリ50,000店で人口のバランスを勘案したとしても東京都が圧倒的に多い。
この3都市に至っては、飲食店の出店数にレギュレーション(制限)が設けられているし、NYでは更にお酒の提供できる店舗数でもレギュレーションが設けられている。
過当競争を避けさせる行政の措置ですが、それでもやっぱり飲食店は花形業種ということで起業願望が根強く、水面下で「営業権利」が数千万円単位で売り買いされてる。
これが経営者をはじめ、従業員の給料そしてテナント運営者のリスクヘッジ(担保)にもなってる。要するに資本力が無いと飲食店経営者にはなれないんです。
日本は保健所の許可さえ通れば誰でも出店できてしまうので、他先進国の都市に比べて飲食店の数が異常に多く、過当競争で進退循環も激しい。
淘汰された飲食店オーナーの悲惨な末路を僕は何人も見てきた。それは東京都だけでなく日本の地方都市においても大差が無い