「表装代ですね」
ニセモノで低い鑑定額のときによく目にする、なんでも○定団の鑑定士の辛辣なコメント。一見、とどめを刺すように聞こえる言葉だけど、リアルにアンティーク額装のビジネスがじわじわきている。
「絵は重くなって送料高く付くからいらない、額縁だけ送って」
なんてBtoBオーダーが増えいる。むしろ絵よりも額縁に価値が付くことの方が多いんじゃないかな。絵描きが名を残すか、棹屋(さおや=額縁職人)が名を残すか、それともどっちも名を残すか。
ちなみに絵描きが名を残した場合、腕の良い棹屋で額装されてることが多い。
一流は一流を知るのだ