SDGsと僕

SDGsと僕

日々のこと

欧州の企業に追いつけと言わんばかりに日本の企業が慌てSDGs(Sustainable Development Goals : 持続可能な開発目標)を叫びだした。

でも蓋を開けてみれば、新商品崇拝で旧商品に対する極端な削減と排除ばかり。結局、日本人は新しいモノ好きという薄っぺらいアイデンティティーを露呈している。

地球環境に優しくなる未来のためにもエコロジカルデザインを推進していかなければならないのは理解出来るんだけど、いま世の中にある物を修理して改良して長く使い続けることの方が「作ること」よりも遥かにエネルギーをセーブすることに繋がるって提唱する人が少なすぎる。要は新旧組み合わせるバランスが大事ってこと。

新商品を売ることに躍起なメーカーのサポートから見放されても、世の中で注目されなくなっても、愛し使い続けたい物だけが時を経てアンティークという普遍的かつ恒久的な価値あるものに成長します。

そういう物を残していくために必要な技術を提供する、修理を経るという無形の財産に付加価値を見出だせる社会を提案する仕事もSDGsだって知ってもらいたい。