A&Oから徒歩5分にある功山寺。仏殿は国宝って地元民でも意外と知られてない。最近、石階段の雑草が放置されがち… 城下町長府全体でも土塀の維持管理が行き届いておらず、剥がれ落ちて放置されていた箇所は、いつの間にか解体され、宅地になっていたり。
『城下町長府』という名称では通っていても、行政で風致地区指定さえされておらず景観法で守られているわけでもない。 侍町に建てられた○ーソンだって看板は青いし、市指定の色制限なんてのも無い。(*京都、奈良、鎌倉みたいな地域のコンビニは茶色い看板)
功山寺山門へ続いてる市道の石畳もガタガタで補修工事が入ったと思えばアスファルトで埋めるだけで継ぎはぎだらけでみっともない。
関見台公園の旧クジラ資料館(クジラの形)も今はただの物置でただ放置してるだけでボロボロ。
大好きだった園芸センターの椿の並木道と温室の南国植物は何処へ? 旧山陽ホテル、旧JR下関支店の解体しかり。
明治維新から高度経済成長期にかけて建てられた建造物って、御雇外国人が招聘されて設計建造され、その精神が後の日本人生徒・弟子たちに受け継がれていって、いまでは想像できないくらい贅をこらして建てられているんです。
現在のコストに換算すると、今の低迷期の日本経済ではとても捻出できるもんじゃない。地方自治体に限っては、それを崩して新しいものを建てたとしても「安普請」にしかなりません。短いサイクルで立て直しを繰り返して財政を圧迫させる未来しか僕には想像できない。
下関市って文化財を保護し集客に結びつけるとか、自然景観を経済的に活かす術がだいぶレベル低い。
唐戸市場の寿司屋台と、もはや乱立傾向で日本全国どこにでもある◯野リゾートホテル程度では世界レベルの観光地には絶対になれないと断言します。
言い換えると、「食べ事」「外食産業」だけでは殆ど間違いなく経済発展しません。世界中どこを見ても成功事例が無いんです。
仕事柄、世界中の観光地も観て回ってきたけど、観光地のクオリティーと文化財の管理クオリティーは表裏一体。文化財レベルが高い地域ほど富裕層の観光客が来てくれて、たくさんお金を使っている。
持ってる素材は本当に良いので、あとはどう料理するか。結局は首長のセンス次第。そんな下関市は全国の中核市(人口20万人以上の市)で人口減少率ワースト3位でもう待った無し、どうする?😕
