2021年に挿し木したレモンの木

2021年に挿し木したレモンの木

日々のこと

🍋我が家の海峡レモンから挿し木にして鉢植えの4年生株に有葉花たくさん付いた。

有葉花は、着果して生理落果実しにくい収穫に直結する花のことで柑橘類栽培ではとても重要視されます。

有葉花を付けさせるためには、春に展開する新梢に注力して育てて夏と秋に伸びた枝葉は切ること、そして根っこをあまり甘やかさないこと。根鉢が詰まり気味の方が生殖成長のスイッチが入りやすいからです。なので今年は確実に実を付けさせるために鉢のサイズアップは1〜2号アップに留めている。

花芽をつけると水をよく吸うので水切れを起こしやすい。水切れすると花芽や幼果が生理落果してしまう。この時期の鉢植えは表土が乾いてきたら早めの灌水が大切。この時期は追肥を控えて、灌水のときに薄めの液肥と活力液くらいでちょうど良い。しっかりした追肥は着果して春芽が展開したあとの6月に、暖行性のぼかし肥料を鉢の縁側に置き肥するくらいがベスト。

家庭園芸の中でも特に人気のレモンだけど実を安定して付けさせられる人は1割もいないそうです。僕もトライ・アンド・エラーの繰り返しで毎年反省がある。

4年前は、コロナ禍の混沌が絶頂のとき。身内の不幸が続いたし、友人後輩たちが気を病んで廃業したり亡くなった者もいる。身の周りで色々ありすぎたし、僕も感染して体調がなかなか戻らなくて心痛が絶えなかった頃。とても感慨深いので、この株は何が何でも実らせてみたいって大事に育ててます。

家庭で育てるレモンはスーパーで売ってる輸入レモンとは次元が違う美味しさ、たわわに黄色い実を付けたときの樹姿も可愛いし魅力がいっぱいなのです。