1920年アールデコ期フランスで作られたアラバスター(雪花石膏)のシャンデリア。ブロンズとアラバスター(雪花石膏)とパート・ド・ヴェールの構成で、無銘のブロカント(民生品)として親しまれてきた照明です。
アラバスターは炭酸カルシウムを多く含む石材のこと。モース硬度は2.5~3で比較的削りやすい素材ということで、ルネサンス期から住宅建材などブロカント(庶民の品、日用品)に多く用いられてきた素材になります。 一部に鉄分や他の鉱物を含んで褐色・黒色化した筋模様も景色として好まれる傾向で、特に景色の良い石材は、そのまんまジュピター(木星)という通称で人気があります。素朴なデザインの中にもディテールを感じられる素敵な一降りだと思います。
カテゴリー: 4灯シャンデリア
制作期: 1920年頃
製法: アラバスター(雪花石膏)、ブロンズ
サイズ: 高さ60cm センター直径37cm 最大幅52cm
重量: 約6kg
電配線は、日本仕様に交換済みです。電球口金は、B22Dをお買い求め下さい。