分煙 禁煙しよう

日々のこと

どこまで自粛するかという線引きはとても難しい問題です。

こんな時だから、僕も飲食店を経営する人間だからこそ、あえて飲食店の経営者たちに言いたいことがある。そして、これは全員に読んでほしい。

日本の飲食店は、海外先進国と比べても衛生面で気を付けてるお店が多いと思う。これはコロナウイルスや他の病原菌の感染拡大の低さ、高温多湿で菌が繁殖しやすい不利な条件でいかに工夫してるかでも伺うことができる。

ただし、どのお店が衛生面で気を付けているのか、それを可視化して消費者にわかりやすくする術が少ない。それが全体的な自粛ムードを招いている原因の一つになっている。

で、いまだからこそ飲食店経営者に取り組んでほしいことが一つあります。

4月から始まる店内の分煙化および禁煙規制はサービス事業者の皆さんなら既にご存知ですよね?

さて、分煙禁煙ちゃんとやろうと思ってます?

「うちは個人事業主だから関係無いよ」とか、知らないふりしてスルーしようと思ってませんか?
また、消費者も吸えるお店に行けば良いと思ってません?

これ、衛生面を心掛けてるか、そうでないか、線引きされる重要な指針になると思うんです。

分別無い奔放な経営者のお店には、やはりそういう客層に向きやすい。そして、タバコを吸わない客層はそういうお店に行くのを極力避けます。

日本の非喫煙者人口はおよそ8割近くで、日本の人口が1億3000万人とすれば、単純計算でも1億人もの客層を捨てていることになる。僕自身も非喫煙者で、やはりそういうお店に行くのを避けます。

ここ1ヶ月自分なりに統計を取ってみましたが、既に前から禁煙してるお店では客足が殆ど変わってないか、むしろ客足が伸びてるお店も多い。ネット通販をプラットフォームにしてるショップは急激に売上げが伸びてるというケースも耳にします。

ただ、伸びてるお店の経営者の心境も複雑です。お客さんが増えればクラスターの確率も高まるし、感染に気を遣えない客層を呼び寄せてしまうことにもなる。現場でもそういうことに無関心なお客さんを接客していることへの無順と葛藤…

いま飲食店経営者は、そういう誰が敵か味方かもわからない中で不安と戦ってる。

だから、いまからの日本にはサービスの棲み分けが必要になる。

もう一度言う。

いま、あえてお店を開けてお客さんを受け入れるなら、店内の分煙禁煙化やろう。

あとでやって良かったと思える日がきっと来る。