1950年代、ヴァシュロン・コンスタンタン社のRf.328293で、耐磁機構で評価が高いCal.P354/3Cを搭載したモデルです。ドレスタイプでありながら厚みのある風防、ワイドベゼルにコインエッジのケース、スパイダーネットを思わせるアールデコ様式のダイヤル。 そして、この時計の最たる特徴が、中二針(センターミニッツ)といって秒針を排除した珍しいタイプです。ドルフィン針にごく希に見られますが、ウチで入荷したのは初めてです。もしも、この時計が中三針だったり、独立秒針(スモールセコンド)だったとすると、全体のバランスが混み合ってしまって鬱陶しいと思うのです。 アールデコ様式のユニークさ、エレガントさを兼ね備えたタイムピースです。直径34mmで女性にはちょっと大きいかもしれないけれど、エレガントな気品があるので男女兼用で使いこなしていただけそうです。
ヴァシュロン社は「世界2大高級時計ブランド」と謳われ、世界中の貴族富豪に愛用される雲上ブランドです。旧呼称はバセロン&コンスタンティン。外径35mmで当時としては大きいサイズです。エッジが効いたフルーテッドラグとベゼルが時計の存在感を際立たせています。ケース、ダイヤルがデッドストックに近いコンディションです。当時の共箱が付属しますので、これも稀少です。世界2大高級時計ブランドの名にふさわしい素敵なアンティークウォッチだと思います。
カテゴリー: ヴァシュロン・コンスタンタン社(旧称・バセロン&コンスタンティン)
制作期: 1950年代
製法: Rf.328293、Cal.P354/3C、耐磁機構、18金無垢(イエローゴールド)、手巻き、社外製本革ベルト&バックル
サイズ: 直径34mm(竜頭を含まず)
※ 本品をお買いあげの際には、弊店の保証約款上、分解掃除ののちお渡しとなります。施工完了まで1~2ヶ月お待ち頂くことになりますので何卒ご了承下さい。なお、ご購入日より1年間が動作保証の対象となります。
Vacheron & Constantin
ヴァシュロン・コンスタンティン(Vacheron Constantin )は、スイスのジュネーヴを本拠地とする時計メーカーです。世界三大高級時計メーカーの一つに数えられ、パテック・フィリップと共に世界二大高級時計メーカーと呼ばれることもあります。1755年 – ジャン=マルク・ヴァシュロン(Jean-Marc Vacheron )によって創業。継続的に時計を製造してきたメーカーとしては世界最古。時計ブランドとしてはブランパン、ファーブル・ルーバに次いで古いブランドです。 トゥールビヨンを始めとする複雑な機構を持つ機械式時計のほか、宝石を多用した宝飾時計で有名なため女性モデルが有名です。 芸術的とすら表現できる洗練されたデザインと装飾性は、常に世界各国の時計メーカーに印象を与え続けています。各国王室御用達であるとともに、世界の名だたる有名人に愛され続けてきたメーカーで、日本では皇室御用達で昭和天皇が愛用していました。