長谷川潔 女性像 『花と星』 銅版画エッチング Kiyoshi Hasegawa 1935年頃


長谷川潔の銅板画です。
彼の背景を漆黒に塗りつぶすのを特徴とするメゾチント技法が確立する以前の作品で、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を受章した1935年前後の作品と思われます。黒く描いた五芒星をグラデーションにはメゾチントが垣間見えます。エッチングの世界に、さまざまな可能性を模索していたことが伺えます。メランコリックな表情をした女性像を描いた作品が多く、星や花を描き添えることで可憐さが極まって母性愛さえ感じさせます。当時のキュビズムともフォーヴィズムとも一線を画した独特の感性が僕の琴線を揺さぶる一枚です。彼の背景を漆黒に塗りつぶすのを特徴とするメゾチント技法が確立する以前の作品で、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を受章した1935年前後の作品と思われます。黒く描いた五芒星に明暗のグラデーションで刷られていることはメゾチントのルーツが垣間見えますし、エッチングの世界に、さまざまな可能性を模索していたことが伺えます。メランコリックな表情をした女性像を描いた作品が多く、星や花を描き添えることで可憐さが極まって母性愛さえ感じさせます。当時のキュビズムともフォーヴィズムとも一線を画した独特の感性が僕の琴線を揺さぶる一枚です。彼の背景を漆黒に塗りつぶすのを特徴とするメゾチント技法が確立する以前の作品で、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を受章した1935年前後の作品と思われます。黒く描いた五芒星に明暗のグラデーションで刷られていることはメゾチントのルーツが垣間見えますし、エッチングの世界に、さまざまな可能性を模索していたことが伺えます。メランコリックな表情をした女性像を描いた作品が多く、星や花を描き添えることで可憐さが極まって母性愛さえ感じさせます。当時のキュビズムともフォーヴィズムとも一線を画した独特の感性が僕の琴線を揺さぶる一枚です。

制作期: 1935年頃
原作者: 長谷川潔(Kiyoshi Hasegawa 1891-1980)
製法: 銅版画、エッチング、メゾチント、ドライポイント
部数: この頃の版画は、原板を芸術家が自ら仕上げ刷り上げています。版画を芸術様式の一部、作品の一つとする要素が強いので、何枚中何枚を記載する概念がありません。
作品サイズ: 16.7×9.3cm
トリムサイズ: 16.0×8.3cm
額装サイズ 30.3×22.5cm

長谷川潔(Kiyoshi Hasegawa 1891-1980)
メゾチントといわれる古い銅板画技法を復活させたことで有名な天才版画家。27歳で渡仏して一度も日本に帰らずパリで没しました。特にインクに強い拘りがあり「黒の版画家」と称されるほど。「黒には7色ある」とマニアックに語っていたそうです。ルーブル美術館に作品が所蔵されています。フランス政府からレジオン・ドヌール勲章、文化勲章を受章。小説家の村上春樹も彼のファンで作品をコレクションしていることをインタビュー集『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』で語っています。